航空専門書籍

 
中西 善信 著

平成19年3月に本書が発行されてからはや2年が経ち、その間、我が国の「飛行方式設定基準」は
すでに5度の改正を重ねてきました。これはすでに航空界の歴史の一部となりつつある足跡です。
例えば「航法精度を指定するRNAV」に関連する基準(RNAV1,RNP進入等)は、
まさに時代を切り開いてきた斧の一つです(最先端のRNAV基準については、
姉妹書「RNAV方式の設計と原理ー続飛行方式設計入門」をご覧下さい)。

一方この2年間は、我が国の「ICAO準拠基準による方式設計者」第一世代の方々が
道を切り開いてきた時代でもあります。

設定基準およびその原点であるPANS−OPSは、飛行方式設計業務に従事してこられました。

今年制定された「改正第5号」(平成21年7月3日付 国空制第48号)は
主としてこの間に得られた経験を設定基準にフィードバックしたものです。

その主な内容は以下のとおりです。

1 区域の作図・障害物評価等の方法について解釈の幅のあった箇所の明文化

2 DERに近接する障害物が存在する場合の最低気象条件に係わる規定の追加

3 SIDにおいて7.0%を超えるPDGを指定する場合の最低気象条件に係わる規定の追加

4 進入復行において上昇勾配を指定する場合の追加的最低気象条件の公示に係わる規定の改正

5 周回進入において「全方向にに対する区域に対するミニマ」と「周回進入方式を限定する場合のミニマ」併記

本書では、条規改正に対応するものとして、初版の内容を変更してあります。

なお、平成20年6月に航空法、航空法施行規則、空港法等が改正され、
従来の「飛行場」が「空港」と「その他の飛行場」(双方を合わせて
「空港等」)に呼称変更されました。
本書では、厳密な定義にこだわるよりも読みやすさを優先させ、
基本的に「空港」の語を使用しています。
ただし、現時点で飛行方式設定基準では「飛行場」の
名が使用されてる場合があり、本書でも一部「飛行場」の語を
使用している箇所もあります。

「改訂版 飛行方式設計入門」
著:中西善信
鳳文書林出版販売
平成26年6月20日3訂版
[販売価格]\4,700-(税別)
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